坊守日記

「初参式」

毎年5月の末に当寺では、初参式(赤ちゃんのお初参り)のお勤めがある。毎年0歳から2歳までの子どもさんたちが本堂に集まり、阿弥陀さまに初めておまいりをするのだ。小さなかわいい手でお念珠を握り、お母さんやお父さんの膝の上に抱かれている姿は、感動すらおぼえる。どうぞこのまま、すくすくと成長してほしいと心より思う。

私は「初参式」の時、いつも心に「一子地」という御文が浮かぶ。私が初めて子どもができた時、住職に教えてもらった言葉だ。お母さんが一人の子を慈しみ、大切に育てるように、阿弥陀さまは、一人一人を慈しみ、見守ってくださっているそうだ。ご両親に抱かれている赤ちゃんは、実は仏縁に出会えた私達のすがたなのだ。

どのように、泣いても、怒っても好き勝手なふるまいをしても、所詮、阿弥陀さまのみ手の中なのだ。

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